「チャレンジ富士五湖100km・秋」に出場しました

ランニング

目次

自己ベストにチャレンジ!

https://www.r-wellness.com/fuji5/

毎年春に行われている「チャレンジ富士五湖ウルトラマラソン」が、今年は秋にも行われるということでエントリーしてみました。

春は4月3週目くらいに実施されるのですが、その時期は毎年「長野マラソン」に出ているので参加は無理でした。

この大会には確か2007年に70kmを走ったことがあります。フルマラソンを4~5回くらい走って、ウルトラマラソンにも興味が出始めた頃ですね。

野辺山の100kmに出たいと思ったとき、いきなり倍以上の距離はきついだろうと、その中間を走ってみたんです。

そのときは7時間台でゴールできたので、キロ6分ちょっとで走れたことが自信になって、野辺山の100kmも完走できました。12年も前、40代の頃ですからね、まだ体力も今よりはありましたね。

で、今回エントリーしたのは、100kmの自己ベストにチャレンジしようと思ったからです。

野辺山ウルトラには11回出場していますが、こちらは「日本屈指の難コース」と言われるくらいですので、なかなか記録は望めません。

ランナーの「グランドスラム」とされる憧れの目標があって、それが「フルマラソンサブスリー(3時間切り)」「ウルトラマラソンサブテン(10時間切り)」「富士登山競走完走」です。

富士登山は何度か完走できましたが、サブスリーもあと25秒のところで達成できておらず、100kmもまだ。「チャレンジ富士五湖」は野辺山に比べればフラットなコースなので、狙うとしたらここかなと。まあ野辺山に比べれば、ですが。

とは言えもう60歳を過ぎたので10時間切りは厳しいです。にしても、サブイレブン(と勝手に名づけますがつまり11時間切りです)を出せば完全に自己ベストです。

…というもくろみだったのですが、9月からの膝、アキレス腱、もうひとつ股関節の痛みがなかなか消えず、練習も10日間休んだほどで全然積めておらず。

そんなわけでそもそも完走できるかどうかが不安な状態でスタート地点に立ちました。

ウルトラマラソン「も」甘くない

フルマラソンもそうですが、この長い距離をしっかり走るためには、いくらポテンシャルが高くてもそれなりの練習を継続していなければダメです。

フルに比べればペースは遅くなりますが、長い時間走るということは、その間に何かアクシデントが起こりうるリスクも増えるということでもあり、目標タイム通り気持ちよく走るための備え、準備がすごく大切です。

なので今回もそのつもりでいたのですが、ケガには勝てません。(ケガをしないようなケアをちゃんとしていたかと言われたら何も言えませんが。)

4時半、まだ真っ暗な中スタート。明るくなると邪魔になるので、ヘッドランプをつけないランナーが多いです。私はさらに度付きのサングラスなんかしてたので、ほぼ見えません笑

それでも最初は下り基調ということもあり、キロ6分を切るスピードで行きました。

暑くも寒くもなく、膝の痛みも出ず、気持ち良く走れたことが結果的にはちょっとオーバーペースになったかも?

1時間くらいすると夜が明けて、河口湖の湖畔も富士山も見えてきてテンションも上がってきます。

富士山は分かりにくいですが
50㎞手前のエイドでは山梨銘菓の「くろ玉」が。

しかし前半、エナジージェルを摂り忘れていたことも響いたのか、30㎞過ぎからは脚が重くなり、どんどんペースが落ちていきます。

途中何回かトイレに行ったのも、56㎞過ぎの足和田の荷物預けエイドでガーミンの充電などで休んでいたこともありますが、もう下りでも5分台では走れません。

70㎞地点、もっともスタートから遠い精進湖畔。やっとここまで来ました。

それでも精進湖を一周して河口湖に戻る道に入ると、残りあと25㎞。なぜか脚も動き出し、ペースが上がります。

目標だった11時間切りは50㎞を過ぎたところでもう厳しくなっていたので、12時間以内と切り替えたのですが、それも70㎞過ぎにはアウト。

80㎞過ぎ、脚が動き始めたのでせめて12時間台でゴールしようと思っていたのですが、案の定、残り6㎞くらいからの登りはほぼ全歩き。

完全に日が暮れたうえ雨も降り出し、気持ちも萎えて、脚も残っていませんでした。

完走はしたものの

結局13時間03分でゴール。故障を抱えてよく走り切れたという安堵感もありましたが…

狙っていたタイムを全然出せなかった悔しさも当然あります。

いやそれ以上に、なんか微妙な感情も浮かぶんです。

野辺山でデカフォレストになる!っていう目標を達成して以後、100㎞の完走だけでは達成感が得られなくなっているということなんでしょうか。

客観的に考えれば、還暦過ぎて100㎞を走るのは十分変態なのですが(^_^;)

このところレースや激しいトレーニングのあとの疲労が抜けにくくなってることもあり、ここらで自分が本当に出たいレースを絞っていかないといけないかもしれませんね。

さて、そうなると次の目標は、やっぱりサブスリー!(と言いたいです)

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で