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東京オリンピック出場を決めるランナーを生で見よう
9月15日の東京は快晴。気温も湿度もマラソンにはやや、いやかなり高いものの、見学には絶好の日和となりました。
テレビでの観戦ももちろんいいのですが、やっぱり走ってるスピード感は実際に見ないとわかりません。
で、3連休の中日で予定が空いていたので早朝のバスで東京に向かうことにしました。
MGCのスタートは明治神宮外苑を男子8:50、女子9:00です。バスが新宿に着くのは9:11の予定でそれには間に合いませんが、選手を追いかけて行こうと思います。
コースは折り返して走るところがたくさんあるので、往路と復路で2回応援できます。
さらに折り返す分、コースの円周は小さくなるので、次の応援スポットまでの距離もそれほどなく、うまく移動すれば何箇所も応援ができるはずです。
自分には不可能なスピードで走って行く選手に刺激を受けながら、それを「追っかけ」するミーハー的な喜びでしょうか^ ^
さて9:04、予定よりちょっと早く新宿に着きました。20㎞地点の日本橋を目指したかったのですが、トップは9:50少し前に通過してしまうのでたぶん間に合いません。
25㎞過ぎの西新橋へ向かえば、こちらは新宿から6㎞ちょっとなので何とか行けそうです。
そのあとは皇居へ向かってヤマ場の30㎞過ぎの動向を見て、あとはそこから4㎞のゴール手前地点に行こうという計画を立てました。
とは言え歩道が狭かったり、人が多かったり、信号待ちもあったりでなかなか予定通りには行きません。
応援も時間との戦い
バスを降り、スマホでコースと目的地を確認して出発します。
ラジコで実況中継を聞きながら、ですが、なんとイヤフォンを忘れてきてしまい、耳に当てながら走る羽目に。
しかも何度か道に迷い、余裕で間に合うはずだった西新橋に着いたとき、すでにトップの設楽選手はもう行ってしまっていて、見えたのは2番手グループからでした。
それにしても速い!そりゃキロ3分ちょっとのペースですからね。
ただ芝公園の折り返し点近くでしたので、すぐに設楽選手が戻って来ました。
25㎞地点ですが、前半のハイペースの影響もまだそれほど見えません。表情にもまだ余裕があります。
かなり遅れて来た第2集団はお互いに競っていることもあり、厳しい表情ですがスピードはトップに勝っているようにも見えました。
5分ほどしてから急いで皇居に向かいます。
二重橋の折り返し地点付近は応援の人だかりでしたが、なんとか最前列で見ることができました。
33㎞、ここでは設楽選手がかなりペースダウンしており、後続との距離もだいぶ縮まっていましたし、脚色もかなり違います。
前半に聞いていたラジオで、2分以上離した設楽選手がもう当確だと言っていましたが、いやこの暑さでそんなにうまくいくわけないです。
35㎞過ぎまで前半のペースが維持できれば大逃げ成功もあるとは思っていましたが、ハーフ過ぎくらいでペースダウンしては苦しいです。(経験上^◇^;)
こんなレースは見たことない!
ここから外苑西通りに急いで向かいましたが、長い信号待ちがあってトップ集団には数十秒間に合わず。
最終ランナーまで応援したあと、逆走して曙橋の駅に戻ります。10分遅れでスタートした女子のトップ3まで見ることができました。
走りながらラジオで途中経過を聞いていましたが、いや、予想以上に凄まじいレースでしたね!
設楽選手の大逃げも決して無謀ではなく、勝つための戦略だったと思います。失速はしましたが、この大一番ですごい勇気です。
後方から来た最年長中本選手の追い上げ、鈴木選手の走り、橋本選手のスパート、こんなにトップが入れ替わるレースがあったでしょうか。
優勝した中村選手は暑さに強いところを充分に発揮したし、2位の服部選手の安定感と粘りも期待を抱かせます。
そして脇腹痛を堪えながら3位に食い込んだ大迫選手は、日本記録保持者の実力はもちろんですが、本番での一発を感じさせる何かがあります。
来年のオリンピックでどうなるかは分かりませんが、日本型の一発選考方式は見事にはまりましたね。こんな面白いレースになるんですから^ ^
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