昨夜、教え子の姉妹と夕食に行きました。
4年前に卒業して大学4年生の姉と、今年卒業したばかりで1年生の妹は、県内の別の大学に通っています。やっぱり女子同士で気が合うみたいで、2人で相談して都合を合わせてきました。
場所は3日前、SDGsカードゲーム体験会のあった「SPOON」にしました。絶対女子向けのお店ですからね。
(Tea&Restaurant SPOON のHP↓)
私が頼んだのはスープカレーセット。スープ自体は辛さも濃さも控えめで、辛さは2種類のスパイスが付いているのでそれで調整します。
野菜の味がしっかり楽しめる、美味しくて健康的なメニューでした。
彼女たちがオーダーしたせいろ蒸しもオムライスも美味しそうでしたね!
「究極のホットケーキ」というのがデザートメニューにあったので、気になって思わず頼んでしまいました。
「ふわふわ」というより「しっとり」「しっかり」した生地で、紅茶フレーバーのシロップをたっぷりかけていただきました。シンプルですが、なかなか食べられない感じの食感。
さて、他の卒業生の近況報告やら、いろんな話題が出た中で、私の4年前の話を姉が覚えていてくれました。
卒業前最後のLHR。副担任だった私は、担任から依頼されて30分ほどの話をすることに。
時間が長いので、ちょっと気張って「言葉」について話しました。古文の「かなし」という言葉のこと。それにまつわる自分の体験。
それから今度は英語になって、”LOVE”と”LIKE”はどう違うんだろうと。
おそらく「好きの度合い」で使い分けることが多いのでしょうが、私の中では違っていました。
高校時代、もう40年以上前ですが、休み中に予備校の講習へ通ったことがあります。その時の国語のテキストに、朝日新聞の「天声人語」の文章が載っていた記憶があります。
書いた方のお名前も覚えてないし、そもそも予備校テキストだったかどうかもはっきりしませんが。
それが、”LIKE”は自分と同質なものに対する「好意」を表すのに対し、”LOVE”は「異質」なもの、自分とは違った存在への愛を表明したものだということでした。
いやそう書いてあったかどうかもうろ覚えなのですが、とにかく私の認識を生徒たちに話しました。
自分と趣味や嗜好が似ている人を好きになる、それは分かるし、それはそれで幸せなこと。
でも自分とそれ以外の人は完全に同じにはなれない。どうしても相容れない部分を意識せざるを得ない。「性差」という大きな壁だけでなく、性格も行動もすべて。
それでもどうしてもその人のことを考えてしまう、逃れ難い思いを抱き続けてしまう、そういうことがある。
その「異質性」を愛すること、それが愛。
自分と違う存在、という当たり前のことを認めて、それでも、いやそれだから好きなんだと言えるかどうか。
これから、そういう恋愛をしよう。
…そんなメッセージでした。
卒業前ということもあって、授業中には見られない顔でみんな聞いてくれました。中には恋愛中なのか、失恋したばかりなのか、涙ぐむ女子も(^_^;)
そうか、覚えていてくれたんだね。
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