3月6日、ついに山梨県にも新型コロナウイルスの感染者が出ました。翌7日にも2人目の感染者が重症というニュースが流れました。
周辺の都県にはすべて感染者が出ていましたから、時間の問題とは思っていましたが、やはりショックはショックですね。
これによってさらに日常生活への影響が出そうです。いつも利用しているテニスコートも3月19日まで営業中止になってしまいました。
毎週土曜日の楽しみがなくなってしまい残念ですが、こういう状況ですからやむを得ませんし、それどころではありませんよね。
それよりもこうして営業できなくなることで、運営会社や従業員の方への生活がどうなるのか、そのことが心配です。
スーパーに行けば卵や牛乳など、出荷調整のできない製品がたくさんあり、できるだけ購入してほしい旨の張り紙がありました。
8:30頃ドラッグストアの横を通ると、あり得ない人の数の行列が。開店まで1時間以上あるのに、おそらくみんなマスクやトイレットペーパーを買おうとしているのでしょうね。
こうした品薄のものを買い占め、転売する例も後を絶たず、人々の不安心理に拍車をかけています。
政府の対策も始まっていますが、初期対応の遅さや説明不足などもあり、思うような効果を上げていないのではと思ってしまいます。
特にいままで希望してもなかなか出来なかったというPCR検査を、保険適用にして、医者の判断でできるようにしたということですが、どうなのでしょうか。
希望者全員にすべきなのか、医師の判断も問われますし、実際に希望すれば必ずできる体勢が整っているのかも疑問です。
検査によって今まで潜在化していた感染者の数が膨大に増えたとしたら、それを収容できる病床があるのか。それによって重症の患者が後回しになってしまわないか、など、心配の種は尽きません。
専門家の意見もバラバラで、何を信じていいか分からない状況で、今はとにかく我慢、というふうに考えるしかない人が多いように思います。
でも、このまま何もしないで待つ、という選択はある意味思考停止です。
やるべきでないことはしない、という決意と同時に、今だからこそできることを考え、アクションを起こす。それぞれの立場で探っていくことは、今までの生活や社会を見直すことにもなりますよね。
この数日間に考えたことをまとめてみます。
やらないでおこうと思うこと
- 品薄状態のもの(マスク・トイレットペーパー・消毒剤など)を必要以上に買う。
- 感染した人を批判する。
- ニュースやネット情報をむやみに人に話したり、拡散する。
- 極度に感染を恐れ、極端な対応をする。
- 「何もしない方がいい」と思い込み、感染防止や社会活動に対して関与しない。
感染した人の情報はほとんど公表されませんが、それを特定しようとしたり、その人の行動に対して非難しようとする風潮があります。それをしても何にもならないし、何かをしようとする人を萎縮させるだけですよね。
不確かな情報、フェイクニュースなどが、こうした状況では流れやすく、信じられやすいです。いつも以上に、それらを見極める力が必要です。
そして、ただじっとしているのも精神衛生上よくないし、かえって事態を悪化させてしまうとも思います。
今だからこそやれること
- リスクから逃げるのではなく、リスクを管理する。
- 外出をむやみに避けず、あるいは外出しなくても出来ることを探す。
- 自分のネットワークを広げる、強化する。
- 困っている人たちへのアンテナを高くし、自分が出来るだけの支援をする。
昨日のテレビで、ある中学校の卒業式のニュースを見ました。卒業生の座る椅子と椅子の間隔を1m空けて設置し、3年生全体でなくクラスごとに4回、式を実施するというものでした。
保護者の参列もなく、短時間で終わらせようとする配慮だったようですが、クラスごとの式が終わると、先生たちがそのすべての椅子をアルコール消毒液で拭いていました。
これが正しいリスク管理なのか、過剰なのかの判断は難しいです。気持ちは分かりますが・・・
密閉された室内は危険、ということは大阪のライブハウスやクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の例を見ると明らかなようです。そういう場所への出入りは避けた方がよいでしょう。
でも外なら、多少の人がいたとしても、感染のリスクはそれほどないはずです。ランニングはできますよね。
インターネットで調べると、リモートワークのこと、中止になったイベントをオンライン開催すること、ふだん有料のアプリやサイトが無料開放されていること、など有益な情報がたくさんあります。
考えようによっては、今まで距離的な壁があったり、ちょっと敷居が高かったことにも挑戦するチャンスです。
夫婦で会社を交代で休んで子どもの面倒を見る、というのも父親の育児参加を社会的に認めさせることにつながりますよね。
ママ友同士のネットワークだったり、いろんなところでコミュニティを広げられることにもなります。
そして、余って困っている食材を買ったり、ちょっとしたことでもみんなが少しずつやっていけば、きっと大きな力になります。困りごとを発信することも大事ですね。
思いつくままに書いてみましたが、まだいくらでもありそうです。
肝心なことは、今まで経験したことのないことに対して、「それはちょうどいい」という視点で向かえるかどうか。
新しい発想と、新しい関係性を生みだすこと、それはこの不安な状況を自らが変えていく道ですよね。
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