back number「僕の名前を」の物語〜歌詞から考える〜

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君はなぜ、僕の痛いところを知っているのかな。

今まで何をやってもうまくいかなかった、そんな僕の過去の話を、君は笑って聞いてくれる。

つまらない愚痴なのに、大丈夫だよっていう笑顔で、僕の頭をやさしく抱いてくれたんだ。

こんな僕でいいのなら、これからの毎日、ずっと君と一緒にいたいよ。

僕のすべては…

なぜか彼女は、僕の痛みにすべて気がついてくれるんです。それも言葉で慰めるんじゃなくて、抱きしめてくれる。

それも体じゃないんですよ。抱きしめるのは「頭」。

いろいろ嫌なことがありすぎて、僕の頭の中がパンクしそうだって分かるんですね。

僕はそんな君の手を握りながら、ずっと一緒にいたいって思うんです。

だけど自分に自信がなくて、なかなか目を見られない。それでもまっすぐな気持ちを伝えたくて、できるだけがんばってみる。

そして思うんです、これからの僕の未来の時間は、すべて君のためにあげたっていいって。

「君は僕のもの」だったらよくありますけど、そういう独占欲とは全然違って、とにかく純粋に、僕の気持ちを分かってくれる君とずっと一緒にいて、そして今度は僕が君がしてくれたようにしていきたいんだ、という気持ち。

僕のすべては君のものだって、男目線ではいままで歌われたことないんじゃないでしょうか。

いつか壊れてしまうかもしれない関係への怖れ

ほんとは、君のことを絶対好きになってしまうと感じていたし、だから最初はこうして一緒にいることを避けたんだ。

だって、形あるものはいつか壊れるから。繋がってしまった関係がなくなってしまって傷つくくらいなら、最初からないほうがましだと思うから。

失うことが今まで多すぎたから、そうやって予防線を張ろうとしていたのに、なのに君は。

なぜ、そんなに僕の名前を、こんなふがいない僕の名前を、何度も何度も呼んでくれるんだろう。


名前を呼ぶことにはいろんな意味があります。親愛の情だけではなく、時には相手を支配したり、揶揄したり。

ここで彼女が何度も僕の名前を呼ぶことの意味は何なのでしょう。

それは、単なる好意だけではないような気がします。

自分では「ダメなやつ」と思っている僕のことを、そのダメなところもひっくるめて、全部丸ごと受け入れるよ、そのくらい私も大好きなんだよ、って言ってくれてるんじゃないでしょうか。

「ダメなところも好き」というより、そんなの関係なく、「僕の名前=僕そのもの」なんですね。

「こんな気持ち」とは、その人のためになにもかもしてあげたい、ってことでしょう。

いままで忘れていたけど、君がしてくれたように、僕も君に。

それは大袈裟じゃなくて、君と出会ったから知ったんだよ。君に出会わなければ、きっと僕のそんな気持ちにも気づかなかった。こんな優しさは、みんな君が教えてくれたんだ。

君といれば、僕はダメなところも受け入れて、優しくなれるんだ。


彼女の存在が、自分を変えてくれた…そんなふうに思えることがありますよね。

いつか壊れてしまうかもしれない関係への怖れも、もうありません。本当の信頼があるから。

名前を呼び合うことは、これから先ずっとふたりで支えあって生きていけるという確信になったんですね。

そんな気持ちで相手の名前、呼んでますか?(^^;)

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