3連休明けの火曜日、2回目の2030SDGsカードゲーム体験をしてきました。
場所は「TEA & RESTAURANT SPOON」というおしゃれなレストランです。
1か月くらい前、「Peatix」でSDGs関連のイベントを何気なく見ていたら、なんと地元で体験会がある、しかも主催がイマココラボ。平日の夜だし、これは行くしかない!と。
https://imacocollabo.or.jp/event/20190924-3/
で、すぐ申込みをしたのですが、いろいろな疑問がわいてきました。
おそらくこうした体験会が山梨で行われたことはなかったと思うのですが、なぜ今イマココ主催で実施されるのか、という疑問。
場所が公民館とか公共の施設でなく、民間のレストランだということ。
もうひとつ、果たしてこの田舎で、SDGsに関心を持っている人がいたとして、3,000円の参加費を払ってまで来る人がいるのだろうか、という疑問。
カードゲーム以上に、そんなことにも興味がありました。
さて当日、一番乗りで会場に。ここSPOONはこの7.20にオープンしたばかりの新しいお店でした。
だからもちろん店内もきれいで、かなりのスペースがあります。その一角にスライドが投影され、木製のテーブルと椅子がセッティングされていました。
19:00の開始時間頃には参加者が集まり、総勢26名。私が申し込んだ頃は3名くらいしかいなかったと思うのですが、その後に来たリマインドメールでは満員で、キャンセル待ちの方もいらっしゃるとのことでしたが、本当だ・・・
当初の、参加者がいないんじゃないの?という不安は消え、ほっとしました。これだけ関心のある人がちゃんといるんだなあ。
参加者の顔ぶれを見ると、男女比はほぼ半分。年齢も20代から60代まで。学生、自治体、教育、会社員、自営業、職業もいろいろです。
ファシリテーターは桝田綾子さん。イマココラボの事務局長であり、プロフェッショナルファシリテーターです。
(「イマココラボ」についてはこちら↓[桝田さんの紹介文もあります])
聞けば、今回の企画は、SPOONのオーナーさんからの依頼だったそう。そう、このお店、メニューに大きくSDGs17の目標のロゴが!
オーナーさん、前々からSDGsに関心があって、体験会も何回か参加されているとのこと。このメニューもできるだけ多くの人に見てもらいたいので、持ち帰ってもらっているそうです。
またTABLE FOR TWOのメニューも取り入れたり、いろんなところでSDGsに取り組まれていました。それでイマココさんにお願いして今回の体験会になったということでした。
(「TABLE FOR TWO」についてはこちら↓)
テーブルのメンバーは4人。2人ずつペアになって13チームでゲーム開始です。
2回目なので、ゲームのやり方など理解しているのはいいのですが、初めての人になんか余計なことまで説明しそうになり、抑えました。
ルールの説明はともかく、「こうした方がいい」みたいなことはダメですよね。ゲームをしてはじめて気づくことがあるのに、それを邪魔します。
もう一方で、前回の反省を生かそうという意気込みもありました。
ゲームの結果は、最後まで分からない。
このゲームは、個人(チーム)の目標達成と、ホワイトボードにマグネットの数で示される社会の状況(経済・環境・社会)が豊かであることと、その両立を目指すものです。
ボードの数値はよく見えるので意識しやすいのですが、個人についてはお互いにコミュニケーションを取らないと分かりません。
前回は最後、そのところまで気が回らず、「不幸せ」にする人を出してしまいました。
なので、今回は参加チームすべてが目標を達成できるようにサポートしよう、と決めていました。
第2ターム15分の最後3分くらいで、もしまだ目標に達していないチームがいたら、全員に声をかけてカードを集めようと考えていたのです。が、
12チーム中1チームだけ、何としてもダメでした。
そこは、「時間のカード」を集めるのが目標。私たちも同じ目標でしたが、早めに近くの方に譲ってもらっていたので、なんとか達成できていました。
そこで他のすべてのチームに「余っている時間カードがありませんか?」と聞いて回り、かき集めました。ところがすべて合わせてもあと2枚足りないのです。
時間が増えるプロジェクトカードも尽きており、万事休す。
時間だけは取り戻せない、ということを実感したときでした。
「地球の限りある資源」という言葉はよく使います。自然や環境を守る、ことへの意識は持ちやすく、誰しも賛同しやすいです。
しかし、2030年には目標を達成するというのがSDGsの考え方です。今回のゲームの結果は、1チームだけとはいえ時間が足りなかった、つまりそれに間に合わなかった、ということになります。
最初に時間を無駄遣いしていた時点で、ダメだったということですね。やはりこのゲーム、一筋縄ではいかないようです。
振り返りの時間に、桝田さんからいろんなお話をしていただきました。前回と違う視点での話題もたくさんあってSDGsの知識は深まったな、と感じます。
いずれにせよ、誰かではなく自分が起点、ということははっきりしています。
そして山梨でもこれだけ関心のある人がいる、ということが分かったことにも勇気づけられました。
「2030バックキャスティング」、はじめてみます!
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