修学旅行で何度も行った首里城の焼失は、本当に悲しい出来事です。あんなに全部そっくりなくなるなんて…
ニュースでどなたかが話していたとおり、沖縄の人にとっての心の拠り所で、なんか親しい友だちをなくしたような、そんな気分なのでしょうね。
すぐに復元だとか軽はずみに言えませんが、いつかまた戻って欲しいと思います。
そして翌日、来年度から導入されるはずだった英語の外部試験が延期になるという驚くべきニュースが! しかも4年も!
あれだけ大学も高校も、英検などの当事者もまだ準備が整わない、公平性が保てない、とにかくさまざまな立場からさまざまな疑問の声があって、それでも来年度から実施すると言い続けてきたのに、ですよ。
潮目が変わったのは、どう見ても荻生田文部科学大臣のあの「身の丈」発言ですよね、タイミング的には。
ちょうど大臣が2人も辞任するという事態だったので、問題を長引かせるよりここで潔く延期する方が収束を図れるという判断なんでしょうか。
そうすると制度の是非の議論ではなく、結局政治的なもので決められ、どんどん変えられるということになって、なんだかなーと思ってしまいます。
個人的には、確かに問題点は多かったと思いますが、センター試験を廃止するくらい思い切った入試改革をして、高校の授業を根本的に変えよう!という文科省の熱意は感じていました。
このくらいのことをしないと学校や先生たちは変わらない、という危機感もあったのだと思います。
それがこんな簡単、というか問題をすり替えるみたいな形で延期、しかもいきなり4年もと言われると、やっぱり「とりあえず言っとけばみんなしかたなくやるでしょ?」的な感じがして仕方ありません。
「聞く・話す・読む・書く」の4技能を測れるというメリットもあり、他教科と違って英語は外部試験が充実しているので、こういう複数の試験を実施するという案ができたのでしょう。
が、「受験は公平であるべき」という感覚がある限り、種類も日程もちがう試験を同列に評価するのは無理だと考える声は無視できません。
方向性はともかく、議論や調整を端折り、結論を急ぎすぎたということかもしれません。
それにしてもこのあとどうなるのか、現場は混乱しています。
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