学校へ行けない今がチャンス!?

シェアリング

新型コロナウイルスの感染を防ぐための首相要請を受け、全国の多くの学校がきょうから休校の措置に入りました。

実際はそれぞれの教育委員会が決めることなので、休校にしないところや時期を遅らせるところもありますが、これからの1ヶ月ほど、子どもたちの家で過ごす時間が長くなることは確かです。

そんな中、どの学校でも宿題をたっぷり出したり、学習の対応に苦労しています。でも、こんな時だからこそ、今まで考えなかった新しい学び方を導入するチャンスではないでしょうか。

経済産業省のホームページ内に、 「新型コロナ感染症による学校休業対策『#学びを止めない未来の教室』」というサイトがオープンしました↓。

https://www.learning-innovation.go.jp/covid_19/

経済産業省 教育産業室 より 緊急メッセージ

新型コロナウイルス感染症対策。

全国の学校の臨時休業が進むでしょうが、そんなときこそEdTechがその力を発揮します。「学校が閉まってるからって、学びを止めないで済む」そんな社会の実現に向けた挑戦だと、前向きに考えたらよいのではないでしょうか。

経済産業省「未来の教室」プロジェクトでは、実証事業で一緒に汗をかいているEdTech事業者さんのみならず、日本の様々なEdTech事業者さんが動き始めた素敵な取り組みをご紹介し、一人でも多くの生徒さんたちに学びの機会を届けたいと思います。

経済産業省HP

3月3日16時現在で、32の民間企業やNPOのサイトが紹介されています。普段は有料のところも、この期間に限っては無料で使えるようになっていたりします。

ただし新着順に掲載されていて、個人への提供のものもあれば、学校への提供もあり、対象学年もまちまちです。検索機能もないので、自分が使える有効なツールを探すのに骨が折れるかもしれません。

ここではその中のひとつ、NPO法人「カタリバ」が開設した「カタリバオンライン」を紹介します↓。

https://katariba.online/

「カタリバオンライン」を立ち上げた経緯は以下のように書かれています。

全国的な学校閉鎖による子ども・親の混乱に安心を。

(前略)・・・混乱と、漠然とした先行きへの不安を抱えている方は少なくはないと思います。そのような状況のなか、家に子どもがいる状態で、仕事や家事に集中できる時間を確保することは”至難の業”であることは間違いありません。TVやSNSでも同様のことが取り沙汰されています。親として罪悪感を感じながら、どうしても子どもにスマホやタブレットを預けてしまうことも、しばしばあるのではないでしょうか。

わたしたちは親が罪悪感を抱かずに安心してスマホ・タブレットを預けられるような環境整備をすべく、専門家やこれまでの知見をもとに、オンライン上での対話的な居場所づくりを検討しています。

カタリバオンラインより

具体的には、9:30~10:00を「朝のサークルタイム」、10:00~16:00を「各自の時間」、16:00~16:30を「夕方のサークルタイム」と設定し、それぞれの時間、自由に勉強したり、イベントに参加したりすることができます。

たとえばzoomでみんなと話したりできますし、みんなでランチ会というのもあるし、フィリピンの先生が教えてくれる英会話や料理のプログラムなども用意されているようです。

最初は敷居が高いかもしれませんが、日常忙しい小中高校生が、外の世界に触れる絶好の機会になる可能性があるのではないでしょうか。

保護者がいなくても、これに参加することでそんなに孤独感も感じないですよね。

さまざまなリスクから子どもたちを守り、居場所とストレスケアの機会をオンライン上でつくれないか。むしろこの事態を、未来に新しい選択肢をつくる、可能性を広げる機会に変えていきたい。

カタリバオンラインより

この「むしろ」以下にあるように、ここから先は学校ではない場所での、新たな学びへの可能性です。

子どもたちも、そして現場の教師たちも、今をそうした機会ととらえることが「新たな未来」への第一歩ではないでしょうか。

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