絶望のなかで
「不安」と「希望」は同じことの裏表であって、対義語ではありません。 辞書的に言えば、「不安」の対義語は「安心」、「希望」は「絶望」でしょう。 不安の多くが未来へのものであるのに対して、絶望は「今、ここ」にあって、しかも決…
「不安」と「希望」は同じことの裏表であって、対義語ではありません。 辞書的に言えば、「不安」の対義語は「安心」、「希望」は「絶望」でしょう。 不安の多くが未来へのものであるのに対して、絶望は「今、ここ」にあって、しかも決…
漢文の授業。生徒は読み解きに苦労しつつも、いちおう終わって感想を書いたのですが・・・ それが生徒によってかなり違います。 そこでもう一度、みんなで話し合ってもらうことにしました。 話の内容をざっくり言うと、 ある村人が大…
ブログのタイトルについてです。 59歳ともなれば、もう人生の下り坂に差し掛かっている時期ですよね、一般的には。 会社勤めや公務員なら定年。年金もしばらく出ないとなれば、まだ働かなければなりません。 が、再雇用や再就職でき…
先週の日曜日、月1回の「無尽」がありました。 他県の人にはたぶん意味不明のこの会、人間関係が希薄化した現代では、ある意味すごい組織です。 内容についてはこの記事が分かりやすいでしょう。↓ 私が参加しているのは、住んでいる…
ランニングを始めてみようと思うけど、なかなか思い切れない、続かないという人は多いと思います。 私が走り続けるきっかけになったことがふたつあります。 ひとつは30代後半の頃、子どもが小学生になって一緒に走れるようになったこ…
江戸時代になって印刷の技術が進むまで、日本の書物は「写本」と呼ばれる、書き写しのものでした。 「見せ消ち」というのは、文字に線を引いたりして訂正するわけですが、あえて前の文字が分かるようにすることです。(「けち」は動詞「…
いま授業で取り上げているのが「無用の人」という小説です。 美術館に勤める50歳の「私」に亡くなった父からの宅配便が届きます。 長年勤務したスーパーをリストラされ、妻に蔑まれ離婚。娘の私もまたそんな父を「無能の人」と思って…
2016年の11月、56歳の時につくばで3時間8分を出してから、この2年半は3時間0分台の記録が出ません。 練習でも、キロ5分を切っての30km走ができてないので、まあ仕方ないですかね。当面の目標も3時間15分に設定して…
アルバム「MAGIC」の「ロンリネス」の歌詞についてです。 この曲、人間を創造した「神様」にインタビューするというストーリーになっています。 人間という「作品」を創るうえでの心掛けや気をつけている点を神様に聞くのですが・…
最後の試合 高校生を見てると、急激な変化に気づく時があります。 それはやはり何かしらの試練やプレッシャーを感じる場面にあった時が多いです。 それを乗り越えたら自信を持てるし、たとえそこで挫折したとしても、自分や他者のこと…